2015.05.14 12:30 更新
2015.05.13 配信
Microsoftは、今夏リリース予定の次期OS「Windows 10」で提供されるエディション構成を発表した。各エディションの概要は以下の通り。
「Windows 10 Home」は、コンシューマ向けデスクトップエディション。新ブラウザ「Edge」や、アシスタント機能の「Cortana」、タッチ対応デバイス向けモード「Continuum tablet mode」などの基本機能や、顔認識・虹彩・指紋認証ログイン機能を搭載。またXbox Liveへのアクセス機能が追加され、ゲームプレイや動画キャプチャが可能になる。
「Windows 10 Mobile」は、スマートフォン/タブレットに対応するコンシューマ向けモバイルエディション。Windows標準アプリケーションに加え、タッチ操作に最適化されたオフィスアプリケーションが提供される。
「Windows 10 Pro」は、「Windows 10 Home」の機能を強化した、ビジネスユーザー向けデスクトップエディション。データ保護機能やリモートアクセス機能、OS更新の管理コストを低減する「Windows Update for Business」などを備える。
「Windows 10 Enterprise」は、ボリュームライセンスを契約する中・大企業向けエディション。企業の機密情報を保護するために高度なセキュリティ機能を搭載する。
「Windows 10 Education」は、「Windows 10 Enterprise」をベースにした教育機関向けエディション。「Windows 10 Home/Pro」を使用している教員や学生にはアップグレードパスが用意されるとしている。
「Windows 10 Mobile Enterprise」は、「Windows 10 Mobile」をベースにしたボリュームライセンスエディション。アップデートの柔軟な運用が可能になる他、セキュリティ機能や先進的な機能が追加されるとしている。
またゲートウェイのような小型・低価格端末向けに「Windows 10 IoT Core」の提供も予定されている。
なおリリースでは先日のアナウンス通り、Windows 8.1/7、Windows Phone 8.1ユーザーに対しては、Windows 10発売後1年間は無償提供されることも改めて明言されている。
文: GDM編集部 池西 樹
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