2015.05.25 12:00 更新
2015.05.25 配信
先に行われたメディア向け発表会において、各国の市場に先駆け国内で初披露された新型ミドルタワーPCケース、「F51」シリーズが正式に発表された。対応フォームファクタはATX、MicroATX、Mini-ITX。
メディア向け発表会で初披露された新作ミドルタワーPCケース「F51」 |
「F51」シリーズは、自作派なら誰もが知る”著名PCメーカー”を意識して企画・開発された(担当者)モデル。開口部が広く、内部構成パーツが丸見えの「F51 Window」(型番:CA-1E1-00M1WN-00)と、遮音材が貼り付けられた静音志向の「F51 No Window」(型番:CA-1E1-00M1NN-00)が用意される。
共通で、フロントドア内側に遮音材が装着され、前部からの音をカット。トップ部には3枚の着脱式遮音カバー「Sound-damping Cover」を装備。密閉型PCケースの性格を持ちつつ、これを取り外す事で高エアフローPCケースに姿を変える。
「Fully Modular Design」を継承した内部構造 |
その他、トップ部にはマグネット固定で着脱が容易な防塵シート、フロントパネル内部および下部、電源ユニット搭載スペースの計3カ所にも着脱式防塵フィルタが装備される。
内部設計は人気の「Core」シリーズ同様、「Fully Modular Design」を採用。HDDケージや5.25インチオープンベイユニットは、内部構成に応じて着脱ができる仕組み。
遮音材が貼り付けられた「F51 No Window」(型番:CA-1E1-00M1NN-00) |
外形寸法はW230×D577×H525mm、重量11.8kg(No Windowは12.7kg)。ドライブベイは5.25インチオープンベイ×2、2.5/3.5インチ共用シャドウベイ×6。
冷却ファンレイアウトは、フロント部が120mm×3、または140mm×2、または200mm×1で、最大420mmまでのラジエターをサポート。トップ部が120/140mm×3、または200mm×2で、最大420mmまでのラジエターをサポート。リア部が120/140mm×1で、120mmラジエターをサポート。ボトム部が120mm×2で、240mmラジエターをサポート。サイドパネル部は「No Window」のみ120/140mm×1が搭載できる。
なおこのモデルは、間もなく開催される「COMPUTEX TAIPEI 2015」に合わせ、出荷が開始される予定。国内発売については確定次第お知らせする。
文: GDM編集部 松枝 清顕
Thermaltake: http://www.thermaltake.com/