2015.06.17 02:01 更新
2015.06.16 配信
2013年10月にリリースされた「Radeon Rx 200」シリーズ以来、久しぶりとなるAMDの新GPU「Radeon R9 Fury」シリーズが正式発表された。
「Radeon R9 Fury」シリーズは、現在最も一般的なグラフィックスカード向けメモリGDDR5の実装面積や消費電力の問題を解消するため、メモリチップを積層させた「HBM」(High Bandwidth Memory)を採用するのが最大の特徴だ。
「HBM」の採用により、GDDR5に比べて実装面積は94%も削減できるとしている |
積層されたメモリチップは、GPUと同一基板上に実装され、物理的な距離を大幅に短縮できることから、メモリ駆動電圧の低減が可能。またGPUと高速バスで接続できるため、Radeon R9 290Xからメモリバス帯域幅は60%拡大しているという。
製品ラインナップは水冷クーラーを搭載するハイエンドモデル「Radeon R9 Fury X」(6月24日発売/649ドル)、空冷クーラーを搭載する「Radeon R9 Fury」(7月14日発売/549ドル)、全長150mmのショートサイズモデル「Radeon R9 Nano」(2015年夏発売)、デュアルGPU構成のフラッグシップモデル「Radeon R9 Fury X2」(2015年秋発売)の計4モデルがラインナップされる。
文: GDM編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/