最大960Aまで出力できる16+3フェーズデジタル電源回路を搭載

「GeForce GTX 980 Ti HOF LN2 Edition」は、液体窒素冷却のような極冷向けに設計されたGeForce GTX 980 Tiグラフィックスカード。初回生産のみの限定モデルで、発売は7月10日。なお同社の直販サイトでは既に予約受付が開始されている。

基板は独自設計の12層PCBで、電源回路にはIR製PWMコントローラ「IR3595」と、DrMOS「IR3599」で構成される16+3フェーズのデジタル回路を搭載。さらに8pin×3の補助電源コネクタを実装することで、最大960Aまでの大容量出力を可能にした。

最大出力960Aの超高出力電源回路を標準装備。電圧を大幅に引き上げた極冷オーバークロックに対応する

また電力制限や温度保護機能などのフェイルセーフ機能を無効化する専用スイッチや、電圧測定ポイント、状態を確認するオンボードLEDインジケータなど、オーバークロック向けの機能を多数備えるのも特徴だ。

主なスペックは、CUDAコア数2,816基、ベースクロック1,203MHz、ブーストクロック1,304MHz、メモリクロック7,010MHz、メモリバス幅384bitで、GDDR5 6GBのビデオメモリを搭載。出力インターフェイスは、DualLink DVI-I×1、HDMI×1、DisplayPort×3を備える。

なお製品にはR&Dおよびオーバークロックスタッフによるサポート権が付属する「HOF LN2 VIP会員書」と、2年間の標準保証が付属。また30日以内にオンライン登録をすると保証期間が3年間へと延長される延長保証制度も提供される。

文： GDM編集部 池西 樹
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