2015.07.14 12:36 更新
2015.07.14 配信
電子開発や試作品製作に最適な、オープンソースのハードウェア「Arduino」シリーズの新モデル。組み込み系エンジニアなどを対象とした製品で、従来の「Arduino Yun Wi-Fiマイクロコントローラ・ボード」を再設計。試作品の製作を容易にする、超小型パッケージのブレッドボードとして高い機能性を発揮する。
基板サイズは「Arduino Yun」の半分以下となる約71.1×22.9mmで、重量も半分の16g。よりコンパクトなボックスに設置できることから、配置の柔軟性が向上した。基板上には、MIPS 24K CPUを搭載するQualcomm Atheros AR9331と、ATmega32u4マイクロコントローラを実装。最大動作クロックは400MHzで、OpenWrtベースのLinuxディストリビューション「Linino」に対応する。
また、IEEE 802.11b/g/nに対応する組み込み無線LAN(最大150Mbps)を標準搭載。デジタル入出力可能な20pinを備え、その内7本はPWM出力、12本はアナログ出力として使用できる。さらに16MHzの水晶発振器やmicroUSBコネクタ、ICSPヘッダ、2つのリセットボタンと1つのユーザーボタンを実装している。
なお本製品はマウス・キーボードと同様にPCとUSB接続可能なほか、仮想的(CDC)なシリアル/COMポートとして接続することもできる。
文: GDM編集部 絵踏 一
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