2015.07.29 10:57 更新
2015.07.29 配信
Intelの次世代プロセッサ「Skylake」への正式対応を謳うサイドフローCPUクーラーの新製品。今年6月の「COMPUTEX TAIPEI 2015」にてお披露目された製品で、冷却ファンの構成やコーティングの違いにより4モデルがラインナップされる。
以前詳細レビューをお届けした「ETS-T40」をベースに、ヒートシンク厚を42.5mmへとスリム化。これにより、メモリとの干渉を防ぎ、互換性を向上させた。
メモリスロットの干渉を抑えたナローフィンを採用。大型ヒートスプレッダのメモリでも問題なく搭載できる |
また52枚の放熱フィンには、ヒートパイプ背面の無風領域に風を送り込む特許取得技術VGF(ヴォルテックスジェネレーターフロー)加工を採用。さらに最適なエアフローを作り出すVEF(Vacuum Effect)や、ダイレクトタッチ式で実装されたφ6mm×4のヒートパイプにより、冷却性能を高めた。
ETS-T40F-BK | ETS-T40F-RF |
「ETS-T40F-TB」は、「T.B.Silence PWMタイプ静音120mmファン」(800~1,800rpm / 37.57~86.70CFM / 0.72~2.41mmH2O / 10~21dBA)を実装するスタンダードモデル。ファンの入力電圧を7Vに低下する制御ケーブルが同梱され、回転数とノイズを約50%に抑えることができる。
「ETS-T40F-BK」は、熱伝導性に優れる塗装コーティング技術TCC(Thermal Conductive Coating)を採用し、冷却性能を最大13%向上させた。本体カラーはブラックで、LED内蔵の「T.B.Apollish PWMタイプ静音120mmファン」(800~1,800rpm / 33.26~75.98CFM / 0.97~2.28mmH2O / 16~26dBA)を搭載する。
「ETS-T40F-W」は、ホワイトカラーのTCCコーティングを施したデュアルファンモデル。冷却ファンは回転数を3段階に調整できる「Cluster Advance PWMタイプの静圧120mmファン」(800~1,500、1,800、2,200rpm / 37.57~71.30、86.70、105.90CFM / 0.97~1.67、2.41、3.6mmH2O / 10~17、21、27dBA)で、ホワイトLEDを内蔵する。
「ETS-T40F-RF」は、「ETS-T40F-TB」をベースに冷却ファンを140mmのラウンドタイプ「Winglet-blade Round Fourteen PWMタイプ静音140mmファン」(500~1,200rpm / 24.83~65.56CFM / 0.24~1.55mmH2O / 10~19dBA)に変更した静音モデル。
いずれもリテンションはユニバーサル仕様で、対応プラットフォームはIntel LGA2011 / 1366 / 1156 / 1155 / 1151 / 1150 / 775、AMD Socket AM2 / AM2+ / AM3 / AM3+ / FM1 / FM2 / FM2+。
文: GDM編集部 池西 樹
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