2015.09.07 16:00 更新
2015.09.07 配信
キヤノンは、APS-Hサイズでは世界最高画素数となる約2億5,000万画素のCMOSセンサーの開発に成功した。
フルHD(1,920×1,080画素)動画の約125倍、4K(3,840×2,160画素)動画の約30倍という超多画素撮影が可能なため、任意の領域をトリミング、拡大しても、解像感損なわれないのが特徴。試作したカメラでは、撮影場所から約18km先を飛行する飛行機の機体文字の識別に成功したとのこと。
また回路の微細化や信号処理技術の改善により、1秒間に12億5,000万画素の超高速信号読み出しを実現。さらにキヤノンの独自センサ技術を応用することで、毎秒5コマのスピードで超多画素動画撮影を高感度、低ノイズで行うことができる。
なお同社では今後この技術を、特殊監視・防犯機器や、超高精細計測機器・産業機器、映像表現分野へ応用していくとしている。
文: GDM編集部 池西 樹
キヤノン株式会社: http://canon.jp/