2015.11.10 14:43 更新
2015.11.10 配信
ソニーは家庭用ビデオテープレコーダ用カセット「ベータビデオカセット」およびビデオカメラ用カセット「マイクロMVカセット」の出荷を2016年3月に終了すると発表した。
「ベータビデオカセット」は、1975年より生産が開始された「ベータマックスフォーマット」に対応する記録メディア。対応機器の販売数は全世界で約1,800万台とされ、ピーク時の1984年には年間約5,000万巻を出荷した。しかし対応レコーダ機器の生産は2002年に完了、さらにアナログ地上波放送の終了や、需要の推移など市場の状況を鑑みて販売が終了されることになった。
同時アナウンスされた「マイクロMVカセット」は、「マイクロMVフォーマット」向けデジタルビデオカメラ用テープメディア。こちらも対応ビデオカメラの生産は2005年に完了している。
なお出荷が終了となる記録メディアは「ベータビデオカセット」が、「EL-500B」「2L-500MHGB」「2L-750MHGB」「L-25CLP」(クリーニングテープ)、「マイクロMVカセット」が「MGR60」「MGRCLD」(クリーニングテープ)で、いずれも需要状況によっては出荷終了が早まる可能性もあるとしている。
文: GDM編集部 池西 樹
ソニー株式会社: http://www.sony.co.jp/