2015.11.11 10:53 更新
2015.11.10 配信
NVIDIAより、人工知能による動画・写真認識や顔・音声認識などの個人識別といった、機械学習(machine learning)向けのGPUがリリースされた。Keplerアーキテクチャの従来型Teslaシリーズとは異なる用途での運用を想定したGPUで、今回発表の2モデルともにMaxwellアーキテクチャが採用されている。
「Tesla M40」は機械学習に最適化されたGPUで、機械学習向けでは世界最高速性能をもつとされるアクセラレータ。CUDAコア数は3,072基で、メモリバス幅は386bit、GDDR5 12GBのビデオメモリを実装する。単精度浮動小数点演算は7TFLOPS、消費電力は250Wとされる。出荷開始時期は2015年末。
同時発表の「Tesla M4」は、主にデータセンターにおけるメディア処理などを主要用途にすえたGPU。CUDAコア数1,024基で、メモリバス幅128bit、GDDR5 4GBのビデオメモリを実装する。単精度浮動小数点演算は2.2TFLOPS。消費電力50~70Wとワットパフォーマンスに優れ、1スロットかつロープロファイル仕様で提供される。出荷開始は2016年第1四半期を予定。
文: GDM編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/