2015.11.19 23:01 更新
2015.11.19 配信
AMDより、WQHD(2,560×1,440ドット)解像度をターゲットにしたアッパーミドルGPU「Radeon R9 380X」が発表された。
GPUコアはRadeon R9 380と同じ「Tonga」コアで、Compute Unit数は28基から32基へ、シェーダユニット数は1,792基から2,048基へと向上。対抗とされるNVIDIA GeForce GTX 960を大きく上回る性能を実現している。
Radeon R9 380と同じ「Tonga」コアながら、Compute Unit数を増やすことでパフォーマンスを向上。TDPには変化がないことから、よりワットパフォーマンスに優れるGPUに仕上げられている |
主なスペックは、コアクロック970MHz以上、テキスチャユニット128基、ROP数32基、メモリバス幅は256bitで、GDDR5 4GBのビデオメモリを搭載。出力インターフェイスはDVI×2、HDMI×1、DisplayPort×1を備える。
WQHD解像度によるパフォーマンス比較。GeForce GTX 960のOCモデルと比べても優位性は明らか |
バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)、TDPは190W。対応APIはDirect X12、Mantle、Valkanで、ティアリングを抑える「FreeSync」、高解像度レンダリングによる高精細表示機能「Virtual Super Resolution」、全画面表示時のフレームレート制限する「Frame Rate Target Control」機能に対応する。
「Radeon R9 380X」なら多くのゲームで、WQHD解像度なら50fps以上、フルHDなら70fps以上のフレームレートが期待できる | |
アッパーミドルらしく、多くのメーカーからカスタマイズモデルの登場が予定されている |
文: GDM編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/