2015.12.01 14:55 更新
2015.12.01 配信
セイコーエプソンは、使用済みの用紙から新たな紙を作ることができる世界初のオフィス製紙機「PaperLab」の開発に成功した。
「PaperLab」では、使用済みの紙を繊維化した後に再度結合・成形することで新たな紙の作成が可能。従来の方法と異なり水が不要なため、環境への負担が小さく、さらに機密文書を自社内で完全消去できることから、情報漏えいを防ぐことができる。
使用済みの紙は完全に繊維化されるため、機密情報を完全に抹消することができる |
原料として使用できるのはA3 / A4一般コピー用紙、生産スピードは毎分14枚(A4用紙)、生産可能サイズはA3およびA4で、オフィス用紙、厚紙、色紙(シアン、マゼンダ、イエローおよびそれらの調合色)などを生産できる。外形寸法は、W2.6×1.2×H1.8m。
なお同社では2016年中の商品化を予定しており、12月10日から東京ビッグサイトにて開催される環境展示会「エコプロダクツ 2015」では実機の展示が行われる。
文: GDM編集部 池西 樹
セイコーエプソン株式会社: http://www.epson.jp/