2015.12.02 18:29 更新
2015.12.02 配信
「Ultrastar He10」は、最大容量10TBを実現した3.5インチHDD。インターフェイスはSATA3.0(6Gbps)またはSAS 12Gbpsに対応し、8TBの下位モデルも用意される。
HGSTでは、今年6月にヘリウムガス充填方式と瓦磁気記録(SMR:Shingled Magnetic Recording)を組み合わせた10TB HDD「Ultrastar Archive Ha10」をリリースしているが、「Ultrastar He10」ではこれまでと同じ垂直磁気記録(PMR:Perpendicular Magnetic Recording)方式を採用。同社によれば本方式では世界最大容量になるという。
回転数は7,200rpm、バッファ容量は256MBで、レイテンシは4.16ms、シーク速度は読込8.0ms、書込8.6ms、転送速度は10TBモデルが249MB/sec、8TBモデルが225MB/sec。ロード・アンロードサイクルは600,000回、MTBFは250万時間とされ、製品には5年間の長期保証が提供される。
消費電力はアイドル時5.0W(SASモデルは5.8W)、動作時6.8W(同9.5W)。外形寸法は、W101.6×D147×H26.1mm、重量660g。
文: GDM編集部 池西 樹
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