2015.12.14 17:10 更新
2015.12.14 配信
カナダに本拠を構える、BCIC Designs Inc社のオーディオブランドResonessence Labsの新製品。指先でつまめるスティックサイズのヘッドホンDAC「HERUS+」が今月から発売される。既存モデル「HERUS」の改良版にあたり、同社製DACでも最も小型なフォームファクタながら、高いS/N比と高出力を特徴とする。
ESS Technology社製のモバイル向けDACチップ「ES9010-K2M」を搭載。24bit / 352.8kHz(DXD)のPCMデータのほか、2.8MHzおよび5.6MHzのDSDデータの再生に対応(DoP standard 1.1)する。また、DACチップ標準の「Sabre Fast Roll-Off」フィルターに加え、オリジナル設計の「Minimum Phase IIR」「Apodizing」の計3種のデジタルフィルターを実装。フィルターはフロントLEDの動作で確認できる。
また、消費電力をカットする「超低消費電力モード」を備え、従来の「HERUS」に比べリスニング時間が約25%向上した。
Asynchronous USB Audio Class 2.0に対応、電源はUSBバスパワー。出力電圧は2.4Vrms(最大ボリューム時)、出力インピーダンス0.2Ω、S/N比は100dB以上(代表値 108dB以上)。対応フォーマットはPCM、DXD、DSD64 / 128(DoP standard 1.1)、対応OSはWindows(要ドライバ)、Mac OS X、Linux。ボディは削り出しのアルミニウム合金を採用。外形寸法はW31.7×D63.5×H20mm、重量64g。
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社エミライ: http://www.emilai.co.jp/
Resonessence Labs: http://www.resonessencelabs.com/