2015.12.21 18:32 更新
2015.12.21 配信
ミネベアとミツミ電機は12月21日付けプレスリリースにて、経営統合に関する基本合意書を締結したと発表した。
電子機器向けのコンポーネントを得意とする両社だが、今回の経営統合により、ミツミが保有する車載関連製品のミネベアへの販路拡大や、両社が得意とするハイエンドニッチマーケットへのリソース集中による事業ポートフォリオの進化。さらに生産体制・拠点の最適化によるコスト競争力・キャッシュフロー創出力の向上、開発力の改善や新たなソリューションの提供が可能になるとしている。
今後両社は、2016年12月を目処に開催されるミツミの株主総会における承認、関係当局の許認可などを得ることを前提に、ミツミの普通株式を保有する株主に対してミネベア(ミネベアの株主総会の承認を得られることを条件として「ミネベア ミツミ株式会社」に商号変更予定)の普通株式を割当て交付する、株式交換を行う予定。
また株式交換後は、合理的かつ可能な限り速やかに、両社の既存事業を会社分割によりミツミもしくは新設するミネベア ミツミの完全子会社に承継。ミツミの法人格を維持する形でミネベア ミツミを持株会社形態に移行させることを予定だ。なお具体的な再編の方法および時期等の詳細については、現在協議中とのこと。
文: GDM編集部 池西 樹
ミネベア株式会社: http://www.minebea.co.jp/
ミツミ電機: http://www.mitsumi.co.jp/