2015.12.24 16:52 更新
2015.12.24 配信
マグネシウムは、現在高級機種で主に利用されているアルミニウムに比べて比重が約40%軽く、非強度・非剛性が高いのが特徴。さらに、歪低減に有効な内部損失(Tanδ)が実用金属中では最高であることから、同社では本素材を使ったヘッドホンドライバを開発。
新ドライバには、素材の特徴を生かすため振動板形状を最適化した独自一体成型を採用。これにより、ハイレゾ対応に求められる上限40kHz以上の広帯域再生に加え、音楽の微妙なニュアンスを阻害する歪や、材料固有の雑音成分も加工性を犠牲にすることなく最小限に抑えている。
今後は、2016年中を目処に本ドライバを採用した自社ブランドおよびOEMの製品化を目指すとともに、様々なサイズのヘッドホンドライバの開発を進め、B2B事業とAV事業の拡大・業績向上を目指すとしている。
文: GDM編集部 池西 樹
オンキヨー株式会社: http://www.jp.onkyo.com/