2016.02.24 11:13 更新
2016.02.23 配信
23日よりドイツ・ニュルンベルクで開催されている「Embedded World 2016」にて、AMDより組み込み向けの新型プロセッサがリリースされた。
第3世代の「AMD G-Series」は、“Prairie Falcon”および“Brown Falcon”のコードネームで呼ばれていたSoCで、前世代からグラフィックス性能と電力効率が向上。最大2つのExcavatorコアと第3世代GCNベースのRadeon GPU、サウスブリッジ機能が統合され、同様のハイエンド「AMD Embedded R-Series」とのソケット互換性が確保されている。
メモリはデュアルチャンネルのDDR4 / DDR3に対応するほか、TDPは6~15W。H.265による4Kデコードや、HDMI 2.0 / DP 1.2 / eDP 1.4のマルチディスプレイ、DirectX 12 / OpenGL ES / OpenCLをサポートする。
シンクライアントやIPセットトップボックス、カジノゲーム、デジタルサイネージ向けに提供され、第1四半期および第2四半期に搭載製品が出荷される予定。
また、コストパフォーマンスに優れた低電圧SoCの「Embedded G-Series LX」も同時リリース。“Steppe Eagle”と呼ばれた第2世代「AMD G-Series」と同じFT3b socketを採用するSoCで、最大2つのJaguarコアとRadeon GPUで構成される。
メモリはシングルチャンネルのDDR3に対応、TDP6~15W。HDMI 2.0 / DP 1.2 / eDP 1.4のマルチディスプレイ、DirectX 11.2 / OpenGL 4.3 / OpenCL 1.2をサポートする。
POS端末やアーケードゲーム、デジタルサイネージ向けに、3月より出荷が開始される。
文: GDM編集部 絵踏 一
AMD: http://www.amd.com/