2016.03.01 16:17 更新
2016.02.29 配信
2月8日付けのグローバルリリースで告知されていた、IronKey Corporationの統合計画についてKingstonからアナウンス。Imation Corporation(本社:アメリカ)の記録メディア事業からの撤退にともない、Imation傘下のIronKeyをKingstonが買収。最高クラスの安全性を誇る同社の著名な「IronKey(アイアンキー)」ブランドのUSBメモリ製品は、今後「Kingston IronKey」としてKingstonから販売される。
「Kingston IronKey」は、米連邦政府が定める厳格な基準をクリアした「FIPS 140-2 Level 3」認定のUSBメモリ。下位レベルのセキュリティに加えて「物理的な改竄への耐性」を備え、NIST(National Institute of Standards and Technology:アメリカ国立標準技術研究所)から認定される基準で、Kingston製品の中でも最もセキュアなUSBメモリとなる。なお、既存のIronKeyユーザーへのセールス・テクニカルサポートについては、今後Kingstonが引き継ぐ。
また、今回の統合計画にともない、Kingstonの暗号化HDD部門をDataLocker incorporatedに売却することも同時に発表。DataLocker社はKingstonの主力暗号化ドライブ「DataTraveler」シリーズのソフトウェアパートナーで、今回の売却により協業関係を強化。今後は同社の提供する「SafeConsole」と「Enterprise Management Services(EMS)」のセキュアプラットフォームが、KingstonとIronKey双方に提供される。
文: GDM編集部 絵踏 一
Kingston Technology: http://www.kingston.com/