2016.03.02 00:01 更新
2016.03.01 配信
AMDは2016年3月1日23時00分、デスクトップ向け新CPU「A10-7890K」「Athlon X4 880K」を発表した。いずれもコアアーキテクチャはGodavari、対応ソケットはFM2+で、CPUコア倍率変更によるオーバークロックに対応する。
「A10-7890K」は、昨年5月に発売が開始された「A10-7870K」の上位モデルにあたり、ベースクロックは3.90GHzから4.10GHzに、TurboCoreクロックは4.1GHzから4.30GHzへといずれも200Hz向上。演算処理性能は1.02TFLOPSとされ、AMDによればこれまでリリースされたAPUの中で最も高性能なモデルになるとのこと。
それ以外の基本スペックには変更なく、コンピュートユニット数はCPU 4基、GPU 8基(Radeon R7)の計12基、GPUコアクロックは866MHz、L2キャッシュ4MB、メモリはDDR3-2133MHzに対応し、TDPは95W。なお製品には2月3日に発表された高性能静音クーラー「AMD Wraith Cooler」が付属される。
Athlon X4 880K |
同時リリースされた「Athlon X4 880K」は、グラフィックス機能非対応の4コアCPU。コアクロックは4.0GHz、TurboCoreクロックは4.2GHzで、キャッシュ容量は4MB、メモリはDDR3-2133MHzに対応し、TDPは95W。なお本モデルにはTDP125Wまで対応する高性能クーラー「Near-silent 125W AMD Thermal Solution」が付属される。
またAMDによれば既存モデル「A10-7870K」のCPUクーラーを「Near-silent 125W AMD Thermal Solution」に変更モデルも3月末より発売が開始されるとのこと。市場想定売価は139.99ドル。
文: GDM編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/