2016.04.05 11:19 更新
2016.04.04 配信
現在アメリカにて開催されている、NVIDIA主催の技術カンファレンス「GPU Technology Conference」にて、世界最速を謳うモバイル向け最新GPU「Quadro M5500」が発表された。第2世代Maxwellアーキテクチャを採用するGPUで、2,048基ものCUDAコアを内蔵。VRアプリなどを駆動させる、ハイパフォーマンスなモバイルワークステーション向けに出荷される。
基本仕様は、ブーストクロック最大1,140MHz、メモリクロック6.6GHz。メモリバス幅は256bitで、GDDR5 8GBメモリを実装、単精度演算性能は4.67 TFLPOSを誇る。なお、消費電力は150W。
Quadro M5500を搭載する、VR Ready準拠のモバイルワークステーションMSI「WT72」 |
また、NVIDIAが推進するVR認証プログラム「VR Ready」に準拠。VRでは左右の目で見るために90fps以上のフレームレートで2枚の映像を描画する必要があり、NVIDIAはVRアプリが快適に動作するには通常の3Dゲームの7倍のパフォーマンスを要するとしている。
さらに「Quadro M5500」を搭載し、「VR Ready」に準拠した世界初のモバイルワークステーションとして、MSI「WT72」も同時にリリースされている。
文: GDM編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/