2016.04.27 11:11 更新
2016.04.26 配信
AMDが「GDC 2016」にて登場を予告していた、Fijiコアをデュアル実装するハイエンドGPU「Radeon Pro Duo」搭載グラフィックス「Sapphire Radeon Pro Duo 8G HBM」がSAPPHIREからリリース。VRコンテンツ開発者向けを想定したGPUで、Stream Processor数は8,192基、演算性能は16.38TFLOPSを誇る。
コアクロックは1,000MHzで、広帯域幅のHBMメモリを実装。メモリクロック1,000MHz(データレート)、メモリバス幅は4,096bitで、8GB(4GB×2)のビデオメモリを搭載する。また、冷却機構にはRadeon R9 Fury Xと同様に、120mmラジエター装備のオールインワン水冷ユニットが採用されている。
バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)。出力インターフェイスはHDMI×1、DisplayPort×3の4系統で、4K解像度の4画面同時出力をサポートする。PCI-Express補助電源は8pin×3構成で、消費電力は350Wとされる。カード本体の外形寸法は、W278×D130×H40mm。
なお余談ながら、Radeon Pro Duoは日本国内での単体販売の予定はなし。Radeon Pro Duoが組み込まれた、ツクモのBTOマシン「eX.computer RADEON PRO DUO搭載モデルRA7J-Z81ZT/RP1」が国内独占販売モデルとして受注が開始されている。
文: GDM編集部 絵踏 一
SAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITED: http://www.sapphiretech.com/