2016.05.09 18:21 更新
2016.05.09 配信
TDKブランドより、組み込み用途に最適な小型SATA3.0(6Gbps)SSDが登場した。フォームファクタはM.2 2242に対応する「SNS1B」シリーズ、mSATAの「SMS1B」シリーズ、HalfSlimの「SHS1B」シリーズの3種で、NANDフラッシュはSLC、MLCに加え、耐久性とコストバランスのよいpSLCが選択できる。
SSDコントローラにはTDK独自IC「GBDriver GS1」を搭載。最新NANDフラッシュへの最適化により、DRAMキャッシュ非搭載ながら、読込最大345MB/sec、書込145MB/secの高速アクセスが可能。
また電源断時でもデータを維持できるよう「電源遮断アルゴリズム」と「内部電源バックアップ回路」で構成される「電源断保護機能」を搭載し、重要なシステムデータなどを安全かつ高速に運用できる。
その他、全データのエラーを訂正ができる「エラー修復機能」、NANDフラッシュの均等書込を可能にする「全領域スタティックウェアレベリング」、保存データを暗号化する「AES128 / 256bit暗号化機能」(オプション)、パスワード認証ができる「プロテクト機能」、ホストとSSDで相互認証を行う「TDKオリジナルセキュリティ機能」(オプション:別途秘密保持契約が必要)などの機能に対応する。
販売は5月以降より順次開始予定。なおこれらの製品は、5月11日(水)より東京ビッグサイトで開催される第19回組込みシステム開発技術展にて、実機の展示が行われる予定だ。
文: GDM編集部 池西 樹
TDK株式会社: http://www.tdk.co.jp/