2016.06.14 11:27 更新
2016.06.13 配信
AppleはMac向け次期OS「macOS Sierra」を発表した。
同社では2001年にリリースした「Mac OS X v10.0」(Cheetah)以来、Mac向けOSには15年間「Mac OS X」(10.8以降は「OS X」)を採用していたが、本バージョンよりiOSやtvOS、watchOSと同じ命名規則となる「macOS」に変更すると発表。なお第1弾にはカリフォルニアにある郡の1つ「Sierra」の名が付けられている。
また機能面では、音声認識機能「Siri」に対応したのが大きな特徴。Webサイトの検索やFaceTimeによる通話に加え、アプリケーションの操作も可能となる。
「macOS Sierra」では、iOS端末との連携機能が大幅に強化されている |
その他、iOSデバイスとのクリップボード共有が可能となる「Universal Clipboard」、動画のピクチャーインピクチャー表示、ブラウザでの「Apple Pay」対応(日本は非対応)、Apple Watchと連携した「Auto Unlock」、使用頻度の低いファイルをiCloudに自動的に保存する「Optimize Storage」などの機能が追加されている。
開発者向けプレビューは即日、パブリックベータを7月より配布開始。正式版の提供は今秋予定で、既存ユーザーは無償アップグレードが可能。なお対応機種は2009年以降に発売されたMacBook、iMac、および2010年以降に発売されたMacBook Air、MacBook Pro、Mac mini、Mac Pro。
文: GDM編集部 池西 樹
Apple Inc.: https://www.apple.com/