2016.07.13 12:29 更新
2016.07.13 配信
「ARmKeypad Air」は、ハンズフリー作業のために開発された、ウェアラブルグラス向け仮想ユーザーインターフェイス技術。
NECでは昨年11月に、前腕部を仮想キーボード化する「ARmKeyPad」を発表しているが、こちらは腕への振動によって入力を判別するため、別途ウェアラブルウォッチが必要。無菌状態や衣服に触れることができない現場では導入することができなかった。
一方、今回アナウンスされた「ARmKeypad Air」では、ウェアラブルグラスと画像認識技術によって構成されるため、無菌状態の維持や接触に伴うリスクがある現場でも使用可能。さらに前腕上に大きなキーエリアを配置できるため操作がしやすく、キーレイアウトやフリック操作による表示データの入替など、カスタマイズ性に優れるのも特徴だ。
仮想キーボードの表示はQRコードやARマーカーで可能なため、完全なハンズフリー操作に対応。またスムーズにキー操作ができるため、音声入力が困難な騒音下での利用にも好適としている。
文: GDM編集部 池西 樹
日本電気株式会社: http://www.nec.co.jp/