2016.07.26 12:36 更新
2016.07.25 配信
AMDは最新アーキテクチャPolarisを採用するプロ向けグラフィックスカード「Radeon Pro SSG」、および「Radeon Pro WX」シリーズを発表した。
「Radeon Pro SSG」は、フレームバッファとして容量1TBのM.2 SSDを搭載するハイエンドモデル。バッファへの接続は専用のPCI-Expressバスを介して行われ、GPUで直接制御可能。CPUにアクセスするオーバーヘッドがないため、高速にデータを転送できる。
なお同社によれば、従来のビデオメモリに比べると非常に大容量のバッファを使用できることから、超高解像度映像のレンダリングやVRコンテンツ作成、リアルタイムポストプロダクションなどの作業を高速化できるという。
すでに開発者向けのアプリケーションとして出荷が開始され、価格は9,999ドル。また製品版は2017年中に発売が開始される予定だ。
Radeon Pro WX 7100 |
「Radeon Pro WX」シリーズは、Polarisアーキテクチャを採用するコンテンツ作成・エンジニアリング向けグラフィックスカード。VRコンテンツや、DirectX 12、Valkanなどの最新APIコンテンツ作成に最適としている。
Radeon Pro WX 5100 | Radeon Pro WX 4100 |
製品ラインナップは「Radeon Pro WX 7100」を筆頭に、ミドルレンジモデル「Radeon Pro WX 5100」、ロープロファイルに対応する「Radeon Pro WX 4100」の計3モデル展開。いずれも発売は2016年第4四半期予定で、最上位モデルでも1,000ドル以下で提供されるという。
文: GDM編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/