2016.08.10 11:10 更新
2016.08.09 配信
Seagateは、8月9日より米国サンタクララにて開催中の「Flash Memory Summit 2016」において、世界最大容量“60TB”のSAS SSDを発表した。
大量のデータを保存するクラウドサーバーや、ビッグデータ解析などを行う大規模データーセンター向けに開発された製品で、これまでのSSDに比べ密度は2倍、容量は約4倍に向上。さらにHDDに比べ、消費電力が少なく、発熱も抑えられることから、運用コストを大幅に削減できるとしている。
また大容量化に伴い、これまでのような「ホットデータ」と「コールドデータ」の分離保存が不要となるのも特徴。システム構築・管理の簡素化が可能となり、管理者の負担を軽減する効果も期待できる。
対応フォームファクタは3.5インチで、製品出荷は2017年中予定。なお今後さらなる高密度化を進め100TBを超える大容量ドライブの実現を目指すという。
また今年3月の「Open Compute Project Summit 2016」でお披露目された、10GB/secの高速NVMe SSDが正式アナウンス。「Nytro XP7200」シリーズと命名され、2016年第4四半期より発売が開始される。
文: GDM編集部 池西 樹
Seagate Technology: http://www.seagate.com/