2016.08.19 10:48 更新
2016.08.19 配信
AMDは次世代コア「Zen」を採用する、デスクトップ向けハイエンドCPU「Summit Ridge」を正式発表した。
「Zen」コアでは、プロセスの微細化や2次 / 3次キャッシュの大容量化、新設計のプリフェッチアルゴリズムなどの採用により、従来の「Excavator」コアからIPCが約40%向上。さらに1サイクルあたりの消費電力も削減されており、ワットパフォーマンスが大きく引き上げられているのが特徴だ。
従来の「Excavator」コアからIPCが約40%向上し、Broadwell-Eに匹敵するパフォーマンスを実現 |
またIntelの「Hyper Threading」と同じく、物理コアあたり2つの論理コアを動作させる「Simultaneous Multithreading」(SMT)機能を実装。これにより、リソースの無駄を排除し、同コア数のBroadwell-Eに匹敵するパフォーマンスを発揮できるとしている。
同コア数のBroadwell-Eとのレンダリング比較。ほぼ同時に処理が終了する |
その他、AMDでは「Zen」コアを採用するサーバー用SoC「Naples」も準備中。1プロセッサあたり32コア / 64スレッドまで対応し、マルチ構成もサポートされる。
32コア / 64スレッドに対応するサーバー用SoC「Naples」。イベントではデュアルシステム構成のサンプルが持ち込まれた |
文: GDM編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/