ポンプユニットを排除した超薄型ウォーターブロックを採用

「Scylla」シリーズは、メンテナンスフリーで使用できるオールインワン水冷キット。製品ラインナップは120mmラジエターの「Scylla 120」と、240mmラジエターの「Scylla 240」の2モデル展開。

Scylla 240

COMPUTEX 2016のSilverStoneブースレポートでお届けした「Tundra Series Liquid cooling」と同じく、ポンプユニットをラジエターへと移動したユニークなスタイルが特徴。これによりウォーターブロックの超スリム化に成功しており、コンパクトケースでも水冷システムを容易に導入することができるようになる。

COMPUTEX 2016で、SilverStoneが持ち込んだ「Tundra Series Liquid cooling」と基本コンセプトは同じ

また大型の銅製受熱ベースや、エアフローを最適化したというラジエターフィンデザイン、高品質・高流量のポンプユニットを組み合わせることで、静音性を損なうことなく優れた冷却性能を発揮できるとしている。

冷却ファンは口径120mmで、回転数は500～2,000rpm、風量88.3CFM、静圧2.2mmH2O、騒音値25dBA以下。ポンプユニットの回転数は3,500rpm±10％rpm。ラジエターサイズは「Scylla 120」がW122×D32×L154mm、「Scylla 240」がW122×D32×L274mm。

対応プラットフォームは、Intel LGA2011 / 1366 / 1156 / 1155 / 1151 / 1150 / 775、AMD Socket FM2 / FM2 / FM1 / AM3+ / AM3 / AM2+ / AM2。

文： GDM編集部 池西 樹
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