2016.08.31 11:14 更新
2016.08.30 配信
Intelより、「Kabylake」の開発コードネームで呼ばれていた第7世代Coreプロセッサが発表された。プロセスルールは第5世代Broadwellや第6世代Skylakeの14nmプロセスを改良した、“14nm+”プロセスが採用されている。
従来から動作クロックが引き上げられ、特にTurboBoost技術の改善によりTurboBoost時のクロックが大幅上昇。省電力性能も向上し、消費電力あたり最大12%の性能向上が見込めるほか、一般的なアプリケーションでは最大19%の性能向上が可能という。また、メディアエンジンが一新され、4K HEVC(H.265) 10-bitビデオのデコード・エンコードなどに対応する。
今回発表されたプロセッサは、モバイル向けの2タイプ。TDP15Wの薄型ノートPC向け「Uプロセッサ」は、Core i7-7500U(2コア / 4スレッド / 2.7GHz / TB時3.5GHz)、Core i5-7200U(2コア / 4スレッド / 2.5GHz / TB時3.1GHz)、Core i3-7100U(2コア / 4スレッド / 2.4GHz)の3モデルで、メモリインターフェイスは最大DDR4-2,133MHz(デュアルチャンネル)に対応する。
TDP4.5Wのタブレット向け「Yプロセッサ」は、Core i7-7Y75(2コア / 4スレッド / 1.3GHz / TB時3.6GHz)、Core i5-7Y54(2コア / 4スレッド / 1.2GHz / TB時3.2GHz)、Core m3-7Y30(2コア / 4スレッド / 1.0GHz / 2.6GHz)の3モデルで、メモリインターフェイスは最大LPDDR3-1,866MHz(デュアルチャンネル)に対応する。
これら第7世代プロセッサはすでにOEMメーカー向けに出荷が開始されており、9月上旬より順次搭載PCが発売される予定。また、デスクトップ向けや高性能ノートPC向けCPUについては、2017年1月に提供予定とされている。
文: GDM編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/