2016.09.13 10:52 更新
2016.09.12 配信
COMPUTEX TAIPEI 2016のブースレポートでお届けした、Cooler Masterの新作オールインワン水冷キット「MasterLiquid Pro」シリーズの国内取り扱い開始がアナウンス。9月15日より発売が開始される。
最大の特徴は、CPUにより熱された冷媒液と、ラジエターで冷却された冷媒液を分離できる2層構造ヘッド「デュアルチャンバーヘッド」の採用だ。ポンプ駆動部分を冷却された層に配置することで、熱によるダメージを最小限に抑え、ポンプの製品寿命を従来の2.5倍(MTTF 175,000時間)に引き上げることができるという。
CPUにより熱された冷媒液(下段)と、ラジエターで冷却された冷媒液(上段)を分離できる「デュアルチャンバーヘッド」構造により、ポンプ寿命を2.5倍に向上 |
また表面積を約6.5倍に拡大した新設計の「超微細加工マイクロチャネル」や、通気性と接触面積を拡大した「スクウェアフィン」、ラジエター向けに開発された冷却ファン「MASTERFAN PRO 120 AIR BALANCE」(650~2,000rpm±10% / 66.7CFM / 2.34mmH2O±10% / 6dBA~)などを採用することで、静音性と冷却性能を高めた。
製品ラインナップは120mmラジエターの「MasterLiquid Pro 120」と、240mmラジエターの「MasterLiquid Pro 240」の2種。
水冷ヘッドサイズは、W68×L94.8×H56.9mm、ラジエターサイズは前者がW118.5×L145×H38mm、後者がW118.5×L275×H27mm。ファン寿命はMTTF値490,000時間 / L-10値70,000時間、ポンプ寿命はMTTF値175,000時間 / L-10値50,000時間。
文: GDM編集部 池西 樹
Cooler Master Technology Inc.: http://www.coolermaster.co.jp/