2016.09.13 16:30 更新
2016.09.12 配信
中国・北京で開催されているGPUテクノロジーイベント「GTC China 2016」にて、NVIDIAよりGPUアクセラレーターの新製品が発表された。Pascalアーキテクチャを採用するディープラーニング向け製品で、Maxwell世代「Tesla M40」「Tesla M4」の後継モデルにあたる。バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)で、主にデータセンター向けに10月より順次出荷が開始される。
上位モデルの「Tesla P40」は、TITAN Xと同じ「GP102」コアを採用するGPUアクセラレーター。CUDAコア数は3,840基で、メモリバス幅384bit、メモリ帯域幅346GB/s、GDDR5 24GBのビデオメモリを実装する。単精度浮動小数点演算性能は12 TFLOPS、半精度整数演算性能(INT8命令)47 TOPS、消費電力は250Wとされる。出荷開始は2016年10月。
同時に発表された「Tesla P4」は、GTX 1080と同じ「GP104」コアを採用するエントリーモデル。CUDAコア2,560基を内蔵し、メモリバス幅256bit、メモリ帯域幅192GB/s、GDDR5 8GBのビデオメモリを実装。単精度演算は5.5 TFLOPS、半精度整数演算22 TOPSで、消費電力は50Wと低く抑えられている。出荷開始は2016年11月の予定。
文: GDM編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/