2016.10.04 12:00 更新
2016.10.03 配信
エルザより、NVIDIAのGPU仮想化ソリューション向けグラフィックスカードやディープラーニング向けGPUアクセラレータなど、GPU製品の新規取扱い開始が発表された。いずれもバスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)。
「Tesla M10」は、NVIDIAが提供する仮想デスクトップ「NVIDIA GRID」に対応する、仮想環境向けのハイエンドグラフィックスカード。MaxwellアーキテクチャのGPUを4基搭載し、1枚あたり最大64ユーザーが利用可能。また、デュアル実装により1システムで最大128ユーザーの仮想環境を処理できる。CUDAコア数は640基×4構成による2,560基、メモリGDDR5 32GB(8GB×4)を実装。消費電力は225W。
「Tesla M60」は、同じくMaxwellアーキテクチャを採用するGPU仮想化向けのハイエンドグラフィックスカード。GPU 2基を搭載し、最大32ユーザーの同時利用に対応する。CUDAコアは4,096基(2,048×2)、メモリGDDR5 16GB(8GB×2)を実装。消費電力は300W。
Tesla P40 | Tesla M4 |
「Tesla P40」は、Pascalアーキテクチャを採用するディープラーニング向けのGPUアクセラレータ。CUDAコア3,840基、メモリGDDR5 24GBを実装し、単精度演算性能は12TFLOPS、整数演算性能(INT8)47TOPSを実現する。消費電力は250W。
「Tesla P4」は、同じくPascalアーキテクチャを採用するGPUアクセラレータの下位モデル。CUDAコア2,560基、メモリGDDR5 8GBを実装する。単精度演算性能5.5TFLOPS、整数演算性能22TOPS。消費電力は55~75W。
「Tesla M4」は、ハイパースケールデータセンター向けのGPUアクセラレータ。CUDAコア数1,024基、メモリGDDR5 4GBを実装する。単精度演算性能は2.2TFLOPS、倍精度演算性能0.07TFLOPS。消費電力は75W。
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社エルザジャパン: http://www.elsa-jp.co.jp/