2016.10.04 12:44 更新
2016.10.04 配信
完全密閉型「プロテクションPC」は、過酷環境での使用を前提に設計された、鉄壁のPCだ。これを得意とするエム・コーポレーションは、日本初とされるステンレス製の防塵・防水PCを完成させた。
素材特性からさびの発生を大幅に防止。湾岸地域や洋上など、湿度や塩分の多い地域に向く「ロストフリット」は、完全密閉で細かい粉じんや鉄粉、水、油の浸入をIP68レベルで完全防護。コネクタ部も防塵防水仕様(IP67)により、完全にガードできるという。ちなみにコネクタ部は耐食性に優れたナイロンプラスチックを採用する。
筐体トップ面はヒートシンク形状で、ファンレス仕様。PCスペックはカスタマイズに対応し、I/Oポートの数やレイアウトも自由に変更できる。ちなみに手元資料によると、選択可能CPUにはCore i7やXeonの記載もある。
なおベースモデルからのカスタマイズとあって、設計開発費が不要。1台から販売可能で、比較的ローコストで導入できるメリットがある。ちなみに標準仕様で約250,000円前後が目安。
文: GDM編集部 松枝 清顕
株式会社エム・コーポレーション: http://www.emu-ipc.com