2016.10.24 11:16 更新
2016.10.20 配信
ドイツの自動車部品メーカー大手ZF Friedrichshafen AGより、10月20日付けリリースにて“Cherry Group”ことZF Electronics GmbHの売却が発表された。売却先は、同じくドイツを本拠とする投資家グループのGenui GmbH。
CHERRYは、PC業界でもお馴染みのCherryブランドのメカニカルスイッチを手がけるスイッチメーカー。2008年にドイツZFグループ傘下に入り社名をCHERRY GmbHからZF Electronics GmbHに変更、2013年に創業60周年を迎えていた。従業員はバイエルン州アウエルバッハの本社に280人、全世界で380人を抱え、2015年には8,000万ユーロの売上高を計上している。
ZFグループによる売却理由は「コア事業への投資に集中するため」で、Genuiへの売却後もCHERRYの本業への影響はなし。買収にあたり、Genui中核メンバーのDr. Sumeet Gulatiも「世界有数のメカニカルキーボードスイッチメーカーにして、成長を続けるPCゲーム市場で完全に地位を確立している」と高く評価するコメントを表明している。
なお、Genuiへの売却は2016年11月に完了予定で、買収金額など金融契約の詳細は公開されていない。
文: GDM編集部 絵踏 一
ZF Friedrichshafen AG: http://www.zf.com/
Genui GmbH: http://www.genui.de/