WalletアプリにSuicaやクレジットカードを登録、iPhoneのみの決済が可能に

本日公開された「iOS 10.1」アップデートにより、ついに日本国内でもアップルの決済システム「Apple Pay」のサービスが正式に提供開始。対応端末の「iPhone 7 / 7 Plus」や「Apple Watch Series 2」でSuicaが利用できるほか、店舗、アプリ、Webサイトにてクレジットカードやプリペイドカードでの支払いが可能になった。

Suicaやクレジットカードの登録には、今回のアップデートで新たに追加された「Apple Wallet」アプリを利用。Suicaの定期券利用に加え、端末上でのチャージも可能なため、物理カードが不要になった。
　また、クレジットカードは、JCBや三井住友カード、MasterCard、American Expressなど、主要なクレジットカード会社に対応。設定したクレジットカードやプリペイドカードは、QUICPayまたはiDとして割り当てられ、指紋認証の「Touch ID」をサイン代わりに全国の店舗で利用可能となる。

そのほか、コンビニ各社やイオンなどのスーパーマーケット、日本交通などタクシー会社でも本日より「Apple Pay」に対応。アプリやWebサイトの利用では、iPhone 6以降、iPad Pro / iPad Air 2、iPad mini 3以降、Macでも「Apple Pay」による決済が利用できる。

なお、「Apple Pay」以外の「iOS 10.1」アップデートとしては、iPhone 7 Plusによる「ポートレートカメラ機能」（ベータ版）が追加。背景をぼかして写真に遠近感をつける、デジカメのような撮影が可能になった。また、「マップ」アプリが主要交通機関の情報をサポートし、駅構内の構造も考慮した乗り換え機能に対応。「Apple Watch」を含む機能改善および修正も盛り込まれている。

文： GDM編集部 絵踏 一
Apple Inc.： https://www.apple.com/