2016.11.01 11:20 更新
2016.11.01 配信
フロントパネルと左サイドパネルに強化ガラスを採用。「COMPUTEX TAIPEI 2016」のブースレポートでもご紹介済みのミドルタワーPCケースが今週末より国内市場に投入される。
「PC-O10WX」は、ミドルタワーでありながらダウンサイジング化による省スペース設計が特徴。幅242mm、奥行き376mm、高さ493mmの独特なスケールにより、E-ATX規格にも対応できる。なお素材はアルミニウムで、重量は7kg。
従来型ミドルタワーPCケースに比べ、極端に奥行きを短くした「PC-O10WX」の内部構造 |
さらに内部は熱源をエリア分けした2ヒートゾーン構造を採用。左側エリアはマザーボード、グラフィックスカード、右側エリアはストレージおよび電源ユニットにそれぞれをマウントスペースを切り分けた。これにより構成パーツ同士の物理的干渉を解消。冷却はボトムからトップにエアフローを構築させる煙突形クーリングが推奨され、これまにないスタイルの構築に成功している。
ドライブベイレイアウトは3.5インチシャドウベイが4段、2.5インチシャドウベイが3段。冷却ファンレイアウトはリア80mmが2基、トップおよびボトムはそれぞれ120mm×2基が搭載可能。いずれもオプション扱いで、トップ部に240mmサイズのラジエターが搭載できる。
その他、電源ユニットはSFX規格に対応。各有効スペースは、グラフィックスカードが340mmまで、CPUクーラーが高さ130mmまで、電源ユニットは奥行き290mmまで。フロントパネル右寄りにはUSB3.0ポート2口、音声入出力端子を備える。
専用オプションパーツとして、拡張スロットパネルと、ライザーケーブルのセット「O10-1」も用意。グラフィックスカードのカバー表面を左サイドの強化ガラスと平行に設置する事ができるようになる。
文: GDM編集部 松枝 清顕
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