2016.11.10 12:09 更新
2016.11.10 配信
英・ラズベリー・パイ財団のプログラミング教育用教材として開発された、名刺サイズのワンボードコンピュータ「Raspberry Pi」。累積販売数は2012年3月から数え1,000万台を超えた。試作を重ねる事で国内需要は「実製品への組み込み」の要望が高まる一方、海外製造ラインでは製造管理要求に応える事が困難。そこで用意されたのが「日本製 Raspberry Pi 3 Model B」だ。
直販サイトで販売が開始されたのは、日本国内の製造業社による製造管理を行った”日本製”のラズパイ。各種管理要求に柔軟に対応できる事から、組み込み販売が容易に行えるようになるという。
スペックは、クアッドコアARM Cortex-A53(64bit / 1.2GHz)MCUを搭載。802.11 b / g / nの2.4 GHzワイヤレスLANとBluetooth Classic / Bluetooth Low Energy(BLE)接続機能を装備。また従来モデルでステータスLEDが装備されていた箇所には、チップアンテナを搭載。なおステータスLEDは、microSDカードスロット右横に移動させた。
インターフェイスは10 / 100イーサネットポート×1、2.5A電源用microUSBコネクタ×1、HDMI×1、RCA×1、CSIカメラコネクタ×1、USB2.0×4。外形寸法は85×56×17mm。なお消費電力の増加により、Raspberry Pi 3電源「909-8126」(直販価格税抜1,500円)が必須。
文: GDM編集部 松枝 清顕
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