2016.11.28 15:05 更新
2016.11.28 配信
パナソニック液晶ディスプレイから、従来から大幅な高コントラストを実現した新型IPS液晶パネルがリリース。広視野角・高輝度・高信頼性を特長とするパナソニック独自のIPS液晶技術をベースに新開発、従来型液晶の600倍(現行品の1,800対1と比較)となるコントラスト比100万対1以上の液晶パネルが完成した。
輝度を高めるためにバックライト光量を増すと暗部で黒浮きが発生し、暗部の見えやすさを重視してバックライトを減光すると明所の煌きが損なわれるという、従来型液晶の難点を解決。画素ごとにバックライト光量を制御できる調光セルを内蔵し、眩しい光から漆黒に至るまで、忠実で高品位な映像表示が可能になった。
最大輝度1,000cd/㎡、最小輝度0.001cd/㎡での安定動作に対応するほか、既存の液晶パネル製造設備を利用した製造が可能。放送局や映像制作スタジオで使用される、プロ向けHDR対応モニター、医療用モニター、車載用モニターなど、正確で明瞭な視認性が求められる用途に適している。
文: GDM編集部 絵踏 一
パナソニック液晶ディスプレイ株式会社: http://www.panasonic.com/jp/company/pld.html