2016.12.14 11:09 更新
2016.12.13 配信
以前に「COMPUTEX TAIPEI 2016」にて公開されていた、開発コードネーム“Summit Ridge”ことZenアーキテクチャ採用の新CPUが「RYZEN」として発表された。
新しいAM4プラットフォームが採用される最大8コア16スレッドのCPUで、動作クロックは最大3.4GHz、キャッシュ20MB、TDP95W。従来のExcavatorアーキテクチャと比較して、IPC(Instructions Per Clock)が40%向上しているという。
ソフトウェアの動作を追跡する高度な学習アルゴリズムを搭載するほか、100以上のセンサーによる精密動作に対応。最小限のエネルギー消費で最適な電圧、動作クロックで動作させる「Pure Power」、動作環境を自動で判別して25MHz単位で動作クロックをブーストする「Precision Boost」といった機能で構成される「AMD SenseMI technology」を搭載している。
会場で行われた動作デモにおいては、TDP95WながらTDP140WのCore i7-6900Kと同等以上のパフォーマンスを発揮する様子が披露された。なお、デスクトップ向けCPUは、2017年第1四半期より出荷が開始される見込みだ。
文: GDM編集部 絵踏 一
AMD: http://www.amd.com/