オーバークロックに最適化された、ドイツ生まれの熱伝導グリス

ドイツThermal Grizzlyブランドのオーバークロック向けグリス。発売元はアイネックスで、2015年9月には株式会社親和産業（東京都狛江市）からも販売されている。

熱伝導率12.5W/m・Kの熱伝導グリスは、ナノアルミニウムと酸化亜鉛を混合。80℃でも乾燥せず、CPUとヒートシンクの隙間を埋め、高い熱伝導率を維持する。

熱抵抗値は0.0032K/Wで、電気伝導率0pS/m（DIN 51412-1）の非導電性。粘度は130～170Pas、比重は3.7g/cm3で、使用温度範囲は-200～350℃まで。容器は注射器タイプで、塗布用のアプリケーターが付属。内容量は1.5ml（5.55g）。
　

熱伝導率11.8W/m・Kの兄弟モデルも

熱伝導率11.8W/m・Kの兄弟モデルも同時発売。こちらもオーバークロック向けとされるシリコンフリーグリスで、硬化しない軽量かつ柔軟性が特徴。自作PCのライトユーザーでも扱い易い。また接点障害の要因になる、低分子シロキサンが発生しない。

容器は注射器タイプで、内容量は1g。主な仕様は、熱抵抗値0.0076K/W、電気伝導率0pS/m（DIN 51412-1）、粘度140～190Pas、比重2.6g/cm3、使用温度-200～350℃。塗布用ヘラ付き。

文： GDM編集部 松枝 清顕
Thermal Grizzly： http://www.thermal-grizzly.com/
株式会社アイネックス： http://www.ainex.jp/