2017.02.06 11:12 更新
2017.02.05 配信
NVIDIAより、Pascalアーキテクチャの最新ワークステーション向けGPU「Quadro」シリーズを発表。「GP100」コアを採用したハイエンドGPU「Quadro GP100」など、全6製品が近く出荷開始される。
「Quadro GP100」が採用する「GP100」は、32bit浮動小数点演算用CUDAコア3,584基64bit浮動小数点演算用CUDAコア1,792基を搭載。倍精度演算性能5 TFLOPS、単精度10 TFLOPS、半精度20 TFLOPSの高い演算性能を発揮する。なお、「GP100」はデータセンター向けのGPUアクセラレータ「Tesla P100」にも採用されているが、「Quadro」シリーズでは初採用となる。
ビデオメモリには帯域幅720MB/sの高速な積層メモリ「HBM2」が採用され、容量は16GBを実装する。また、超高速インターコネクト技術「NVLink」を利用した最大2-WayのマルチGPUに対応。VRもサポートしている。
出力インターフェイスは、DisplayPort 1.4×4とDVI×1を備え、最大4系統の4K(4,096×2,160ドット)/120Hzまたは5K(5,120×2,880ドット)/60Hzディスプレイに出力できる。
そのほか、いずれもMaxwellアーキテクチャから性能向上を実現した、下位モデルの「Quadro P4000」「Quadro P2000」「Quadro P1000」「Quadro P600」「Quadro P400」も同時に発表されている。
なお、これら「Quadro」シリーズの新型GPUについて、株式会社エルザジャパン(本社:東京都港区)より新規取り扱い開始がアナウンス。今春にも国内向けに発売が開始される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/