2017.02.13 11:00 更新
2017.02.10 配信
EVGAより、GeForce GTX 10シリーズを搭載する新グラフィックスカード「iCX Technology」シリーズが登場。GPUコアの内蔵温度センサーでファンの回転数を制御する、既存「EVGA ACX3.0」シリーズで発生した、電源回路やメモリモジュールの熱問題を解消しているのが特徴だ。
GPU内蔵センサーに加え、基板上の9つのセンサーでグラフィックスカードの状態をより細かくチェックできる |
基板上には9つの温度センサーが追加され、GPUと合わせて10個のセンサーを使い各温度をより細かく監視。さらに2つのファンのうち、片方をGPUコア温度で、もう片方を電源回路・メモリ温度で制御することで、常に最適な冷却ができるとしている。
VGAクーラーのファンの1つはGPU温度、もう1つは電源やメモリ温度で制御される |
またGPU、電源回路、メモリそれぞれの温度状況を確認できるLEDインジケーターや、受熱性能を高めたヒートプレート、基板裏面の放熱をサポートするバックプレートなど、冷却性能を高める工夫が施されている。
本体側面には、各所の温度状態を表示するLEDインジケータを搭載 |
製品ラインナップはGeForce GTX 1080が2種、GeForce GTX 1070が3種、GeForce GTX 1060が4種の計9モデル。なお「EVGA ACX3.0」シリーズのユーザーに対しては、99.99ドルで「iCX Technology」シリーズの同等機種に交換するアップデートプログラムが提供される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
EVGA Corporation: http://www.evga.com/