2017.02.23 13:00 更新
2017.02.22 配信
ベンチマークソフトウェアベンダーのFuturemarkは、VR HMDのレイテンシを測定するテストプラットフォームを発表した。
バーチャルリアリティ環境で没入感のある体験を可能にするには、一般的に表示遅延を20ms未満にする必要があると言われている。遅延がこれ以上大きくなると、エクスペリエンスが低下するだけでなく、めまいや吐き気など体調不良を引き起こす可能性もある。
そこで、Futuremarkでは、自動計測・ロボット技術を得意とするOptoFidelityの「VR Multimeter HMD」をベースにしたテストプラットフォームを開発。このシステムでは、HMDだけでなくモバイル端末を使用したVR環境の計測が可能。また複数のテストシーケンスを自動化できるため、計測者の負担を最小限に抑えることができるという。
なお2月27日からスペイン バルセロナで開催される「Mobile World Congress」および、3月1日からアメリカ サンフランシスコで開催される「GDC 2017」では、実機の展示が行われる予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Futuremark Corporation: http://www.futuremark.com/