2017.03.06 15:36 更新
2017.03.06 配信
ワコムと株式会社WHITEが共同開発を行ったのは、紙に手描きした文字や絵などを“デジタルインク”に変換、さらにVR空間で3次元のインクとして表現するコンセプトモデル。新開発のソフトウェア「Ink Visualizer for VR」で描いた絵がVR空間に浮かび上がり、対応のVR空間ゴーグルで鑑賞・操作が可能になる。
ソフトウェアでは、ペンで紙に記入した筆跡データと筆圧データを同時に取得。細かい筆圧によるデザインの違いも反映させることができる。従来の道具やドローイング技術を活かして描画できることから、専用のトレーニングは不要。VR画像はChrome Browserベースで生成され、QRコードを発行して別のスマートフォンで再生することも可能だ。
また、VR空間に描画したモノを「見る」「動かす」場合には、タッチ・スワイプ操作に対応したスマートフォン装着型VRゴーグル「MilboxTouch(みるボックスタッチ)」を使用する。このコンセプトモデルは、3月10日~19日に米オースティンにて開幕する「サウス・バイ・サウスウエスト 2017」のトレードショーに出展される予定。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
株式会社ワコム: http://www.wacom.com/