2017.03.30 10:42 更新
2017.03.30 配信
昨年12月にアナウンスされた完全ファンレスケース、Calyos「NSG S0」の出資募集がKickstarterで開始された。目標金額は15万ユーロで、募集受付初日で既に10万ユーロを超える出資を集めている。
蒸発する力を利用して冷媒液を循環させるポンプレス水冷システム「ループヒートパイプ方式」を採用することで完全ファンレス駆動が可能。またヒートシンクの大型化により、12月に発表されたプロトタイプモデルからGPUの冷却性能は30%、CPUは50%と大幅に向上。NVIDIAのフラッグシップGPU GeForce GTX 1080 Tiの運用も可能になるという。
プロトタイプモデルからヒートシンク形状を改善したことで、全体的に冷却性能が向上 |
筐体は4mm厚のアルミニウム製で、側面には強化ガラスパネルを搭載。ドライブベイレイアウトは2.5/3.5インチシャドウベイ×3で、最大5台の120mmファンの増設に対応。冷却性能が不足する場合には空冷化することもできる。
スライド式のドライブベイには冷却ファンを搭載することも可能。オーバークロック時などの冷却不足を解消できる |
フロントI/OポートはUSB×4、SDカードリーダー、フォームファクタはE-ATX/ATX/MicroATX/Mini-ITXで、水冷ヘッドはCPU用とGPU用の2種が標準装備。電源ユニットはATX電源に対応し、ケーブルマネジメント機構を備える。なお出資金額は479ユーロからだが、すでに受付が終了。原稿執筆現在で549ユーロからとなっている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Calyos: http://www.calyos-tm.com/