2017.04.06 18:15 更新
2017.04.21 配信
「RadiForce RX560 MammoDuo」は、5メガピクセル表示に対応する2枚の21.3型カラー液晶ディスプレイを専用スタンドで一体化した医科用ディスプレイシステム。特に多くの画像を同時に確認する必要があるマンモグラフィデータの解析に向く。
液晶パネルは、一般的な「アモルファスシリコン」に比べて、開口部が広く高輝度な「低温ポリシリコン」で、モノクロディスプレイに近い1,100cd/㎡の高輝度化を実現。また世界最小クラスとなる7.5mmの狭額縁デザインと、新設計の専用スタンドを組み合わせることで、ディスプレイ間の継ぎ目を気にすることなく使用できる。
その他、同一画像内のモノクロとカラーをピクセルごとに自動判別し、最適な階調で表示する「Hybrid Gamma PXL」(ハイブリッド・ガンマ・ピクセル)や、気になる部分をすばやく選択し、輝度や階調を見やすいように変更できる「Point-and-Focus」、必要な時に素早く取り出すことができるキャリブレーションセンサー「Integrated Front Sensor」などの独自機能を備える。
主なスペックは、解像度が2,048×2,560ドット(1画面あたり)、コントラスト比1,500:1、視野角水平/垂直178°、応答速度25ms、表示色は最大10億7,374万色。インターフェイスはDualLink DVI-D×1、DisplayPort×2(入力/出力各1ポート)、USB2.0×3(アップ×1/ダウン×2)で、DisplayPortによるデイジーチェーンにも対応する。
LX490W |
同時リリースされた「LX490W」は、手術室向けの49型フルHD液晶ディスプレイ。バックライトを従来のCCFLからLEDに変更したことで、消費電力は47%低減。またコントラスト比も1,000:1から1,300:1に向上しており、低階調域の映像も鮮明に表示できる。
主なスペックは、輝度700cd/㎡、視野角水平/垂直178°、応答速度8ms、表示色は最大1,677万色。入力インターフェイスはBNC(HD-SDI)×1、BNC(コンポジット)×1、DVI-I×1、HDMI×1、D-Sub×1、Sビデオ×1、出力インターフェイスはBNC(HD-SDI)×1、BNC(コンポジット)×1、D-Sub×1、Sビデオ×1、USB2.0ハブ×2。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
EIZO株式会社: http://www.eizo.co.jp/