2017.04.17 14:29 更新
2017.04.17 配信
富士通から、スライド式静脈認証機能「Slide Passport」を搭載した10.1インチWindows 10タブレット「ARROWS Tab Q507/P-SP」がリリース。強固なセキュリティと利便性を追求した機構で、タッチパネル表示に沿って片手でスライドするだけで認証できる。
タブレットの額縁に搭載した小型のスライド式静脈センサーが静脈パターンを読取り、認証を行う仕組み。富士通研究所が開発し、大日本印刷が量産化した幅8mmの光学ユニットを採用、幅の狭いタブレットの額縁への搭載を可能にした。
OSはWindows 10 Pro(64bit)をプリインストール。ディスプレイは1,920×1,200ドットの10.1インチIPS液晶を搭載し、専用スタイラスによる手書き入力にも対応する。プロセッサはIntel Atom x5-Z8550(4コア/最大2.4GHz)、メモリ最大4GB、ストレージ128GB eMMCを実装。ボディはIPX4の防滴とIP5Xの防塵に対応している。
そのほか、加速度・ジャイロ・照度・地磁気センサーに加え、一部モデルはGPSを内蔵。ネットワークは802.11acの無線LANとBluetooth 4.1をサポート、インターフェイスは、microSDスロット(最大64GB)、USB3.0×1、USB2.0×1、microHDMI×1、イヤホンジャックなどを備える。
なお、タブレット製品以外にも法人向けPC・ワークステーション・シンクライアント端末の新製品も同時発表。ノートPC「LIFEBOOK S937/P」は4月中旬、デスクトップPC「ESPRIMO D587/R」「ESPRIMO Q556/R」は4月中旬以降、ワークステーション「CELSIUS H970」は5月上旬、シンクライアント端末「FUTRO MU937」は5月中旬より発売が開始される。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
富士通株式会社: http://www.fujitsu.com/jp/