2017.05.11 11:24 更新
2017.05.11 配信
NVIDIAは次世代アーキテクチャVoltaを採用する、データセンター向けGPUアクセラレーター「Tesla V100」を発表した。
昨年4月にリリースされた「Tesla P100」の後継モデルで、トランジスタ数は150億から210億へ、CUDAコア数は3,584基から5,120基へと拡張。これにより、GPUアクセラレーター史上初めて100TFLOPSを超えるディープラーニング性能を実現した。
「Tesla V100」ではPascal世代の約1.5倍にあたる5,120基のCUDAコアを搭載。トランジスタ数は210億におよぶ |
処理性能は、倍精度浮動小数点演算が7.5TFLOPS、単精度浮動小数点演算が15 TFLOPS、ディープラーニングが120TFLOPS。製造プロセスは12nm FinFET、相互接続のNVLINK帯域は300GB/s、メモリはHBM2 16GB、バンド幅は900GB/sで、最大消費電力は300W。
8枚のSXM2を内蔵できるディープラーニング向けPC「DGX-1」にも「Tesla V100」モデルが追加される |
フォームファクタはディープラーニング向けのSXM2に加え、汎用向けのPCI-Expressモデルの2種がラインナップ。またディープラーニング向けPC「DGX-1」にも「Tesla V100」を8基搭載したモデルが用意されるとのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/