2017.05.15 18:15 更新
2017.05.15 配信
NVIDIAの次世代アーキテクチャVoltaを採用する、ディープラーニング向けスーパーコンピューター「DGX」シリーズの国内市場向け取り扱い開始がアナウンスされた。
グラフィックチップには先日リリースされた「Tesla V100」を採用。また独自技術NVLinkで、複数のGPUを相互接続することで、非常に高速な処理が可能となる。
「DGX Station」は、PCI-Express接続の「Tesla V100」を4枚搭載するタワー型ワークステーション。CPUはIntel Xeon E5-2698 v4、メモリは256GB DDR4 LPDIMM、ストレージは1.92TB SSD(OS)と1.92TB×3 SSD(DATA/RAID0)を搭載。
ネットワークは10ギガビットLAN×2、ディスプレイ出力はDisplayPort×3で、外形寸法は、W256×D518×H639mm、重量40kg、電源ユニットは1,500W。
「DGX-1」はSXM2カードの「Tesla V100」を8枚搭載するラックマウントモデル。CPUはIntel Xeon E5-2698 v4×2、メモリは512GB DDR4 LPDIMM、ストレージは1.92TB×4 SSD(RAID 0)を搭載。
ネットワークは10ギガビットLAN×2で、外形寸法は、W444×D866×H131mm、重量60kg、電源ユニットは3,200Wの冗長化電源を搭載する。
なお同社では、Volta版「DGX-1」の受注開始に伴い、従来モデルPascal版「DGX-1」をこれから購入するユーザーに対して、GPUをVoltaに無償アップグレード(出荷開始後)するキャンペーンをスタート。これにより、システム導入の遅れによる機会損失と最新ハードウェアへのアップグレード費用のロスを抑えることができる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
株式会社GDEPアドバンス: http://www.gdep.co.jp/
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/