2017.05.17 11:34 更新
2017.05.16 配信
IntelとMicronが共同開発した新型不揮発性メモリ「3D Xpoint」を採用する、新世代のデータセンター向けDIMM「Intel persistent memory」がリリース。5月16日からアメリカ・フロリダ州で開催されている、欧州ソフトウェア最大手SAP(本社:ドイツ)の年次カンファレンス「Sapphire Now」にて発表された。
急速に大容量化したデジタルデータを高速かつ安価に格納できるシステムメモリで、大規模な仮想化やより高速なトランザクション処理、より高いアプリケーション容量に対応。「手頃な価格でシステム性能が飛躍的に向上する」と謳う。
今回の発表では、IntelのITリサーチ担当副社長Lisa Davis氏による最初の公開デモを実施。「Intel Xeon Processor Scalable Family」の後継にあたる、コードネーム“Cascade Lake”こと「Intel Xeon Processor Scalable family refresh」向けのソリューションとして、2018年の出荷開始を予定している。
また、同じく「Sapphire Now」では「Intel Xeon Processor Scalable Family」のパフォーマンス概略も新たに発表された。ビッグデータの取り扱いについて、現行の1.59倍のパフォーマンスを実現。SAPのインメモリデータベース「SAP HANA」のワークロードも大きく向上する。
さらに「Intel Xeon Processor Scalable Family」は、4年前に導入された現行のシステムに対し6倍のシステムメモリをサポート。8ソケット構成で最大6TBのメモリを「SAP HANA」で動作させることができる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/