2017.05.23 14:10 更新
2017.05.23 配信
日本マイクロソフトが主催するITエンジニア向けイベント「de:code 2017」において、エイサーよりWindows Mixed Reality対応のヘッドマウントディスプレイ「Acer Windows Mixed Reality Headset」が発表された。現在開発中のデバイスで、本日よりAcer Direct楽天市場店にて開発者向けに「デベロッパーエディション」の予約販売を開始。8月31日以降の出荷開始を予定している。
Windows Mixed Realityは、マイクロソフトが開発した現実世界と3Dホログラムの世界を融合した複合現実(Mixed Reality)技術。ヘッドマウントディスプレイを使用して、現実世界に仮想世界のアイテムを表示、新感覚のデジタル体験や働き方などを可能にするという。これまで対応デバイスはマイクロソフトの「HoloLens」(税抜333,800円)だったところ、格段に安価に購入できるようになった。
ディスプレイサイズは2.89インチ×2で解像度が2,880×1,440ドット(単眼1,440×1,440ドット)、視野角水平95°、リフレッシュレートはHDMI2.0時90Hz、HDMI1.4時60Hz。フロントにトラッキングカメラ×2を備え、ジャイロスコープ、加速度計、磁力計の各種センサーを内蔵。オーディオはビルトインオーディオとマイクをサポート、接続インターフェイスはHDMI2.0(ディスプレイ)とUSB3.0(4m)に対応する。
なお、開発者向けの推奨環境としては、プロセッサがCore i7(デスクトップ向け6コア以上)またはRyzen 7 1700、メモリ16GB以上、グラフィックスカードはGeForce GTX 1060/GTX 980またはRadeon RX 480以上など。OSはWindows 10 Creators Update適用済み環境で、デベロッパーモードが必要となる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
日本エイサー株式会社: https://www.acer.com/